暗殺の様子を写した一番有名な映像は、Abraham
Zapruder(58歳)さんが写した、The Zapruder Filmです。(18.3
Frames/Second 8mm Film Bell&Howell Camera)
(ちなみに暗殺の瞬間のフィルムをライフ誌は掲載料として4万ドル(1440万円)支払っています)
フィルムには、Houston通りからElm通りを曲がり、大統領が市民に手を振って応えていて、道路標識に隠れそこから出てきたときには、すでに一発目の弾丸が当たっていて、喉のあたりに手をやっています。数秒後、同乗していた
Connally テキサス州知事が撃たれると同時に Kennedy
大統領の頭は血煙をあげ後ろにのけぞります。そして Jacqueline
夫人がオープンカーの後ろにあわてて逃げます。
Warren 委員会の発表では、Oswald
が、走行中の大統領の車を後方の教科書倉庫(Texas School Book
Depository Building)の6階から弾丸は、最初 Kennedy
の首のうしろからは入り、喉のしたから出て、次には前に座っていた
Connally
知事の右肩に当たり、州知事の身体を突き抜けて、右胸の下部から出て、右の手首を突き抜け、最後は州知事の左ふとももに当たって止まったことになっています。
なんと、一発の弾丸が7カ所も穴をあけています、さらにその弾は病院で
Connally 知事の担架の上で無傷で回収されたとしています。
漫画でもこんな発想はしないでしょう、、、
わたしは実際ライフル射撃をしていますが、弾頭と言う物はものすごく柔らかい物です。
爪で簡単に傷つく、たんなる鉛です(つりで使う重りの様なもんです)
貫通して、その先がものすごく柔らかいもので減速させ回収しない限り無傷の弾頭を得ることは不可能です。たまに
Gun
誌で人の身体のダミーとして粘土を撃っていますが、弾頭は先がぺしゃんこになっています。Warren
委員会の言うとおり、一発の弾丸が7カ所も傷つけたというのなら、骨などにぶつかり反射したことになります。ということは、こんどは無傷での弾頭の回収は不可能です。
The "pristine" bullet that offical
investigations determined had caused wounds to both
President Kennedy and Governor Connally. |
そして、2発目と言われる Kennedy
大統領の頭部を貫通した弾丸、、、
Oswald が後方のビルから撃ったと言われながら、Kennedy
大統領は後ろにのけぞります。後ろから撃たれたのなら必ず前に倒れます。
日本の新聞の第一報は、「立体交差路から撃つ」と報道されているほどです。
これだけでも不可解なのに、Oswald が70m離れたビルの6階から、動く車に乗った大統領にたった6秒の間に2発の弾丸を命中させたというのです。おまけに使われたライフルはイタリア製の23年前の旧式ライフルの単発式カルカーノです。こんな銃で当たるのなら、わたしのドイツ製精密射撃用ライフルを使っても大会で良い点取れないのは、ライフルのせいでは無いと言うことでしょうか、、、、はぁ〜
Ownership of the 6.5mm rifle found on the sixth floor of the Depository building was traced to Lee Harvey Oswald. |