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1999.01.15
日本初の火星探査機「のぞみ」が地球離脱のスイングバイに失敗してしまいました
月で行ったスイングバイはうまくいったのですが、地球を使ったスイングバイでは、併用するはずのロケット噴射が、バルブ故障で点火されず、おまけにこの時点でのぞみは、日本の裏側にいたため、操作再開までに9時間を要してしまった。
このため、地球と火星軌道をまたがる楕円軌道を3周したのち、2回の地球スイングバイをえて、火星周回軌道到達は、今年10月予定を2003年末ころへと大幅に延期される

1998.08.26
GPS(地球測位システム)には日付表示限界があったんですね、知らなかった。GPSの日付は1999年8月21日までで、8月22日はGPS打ち上げ初期状態の1980年1月6日となってしまうそうです。これは、GPSが1980年1月6日を基点に1024週(2の10乗)までしか認識できないため。でも、これはコンピュータの2000年問題とはちょっと趣旨が違いますね、米国が打ち上げた軍事衛星の発信データを勝手に商業利用しているので文句は言えません。GPSの受信ユニットは未だブラックボックスで輸入していますが、それでもいま商業利用しているのは全データの一部だそうです。

1998.04.03
ニューヨーク医科大のスチュアート・ニューマン博士と、遺伝子操作に対する反対運動で有名なワシントンのジェレミー・リフキンさんが、キメラを作る方法に関する特許を申請した。
申請の対象は、人とサルの初期胚を混ぜ合わせる技術など、ヒトキメラ動物の鍵を握る3つの主要技術で、これらの特許が認められれば、他の人がヒトキメラ動物を作ることは不可能になります。また、申請者たちは、ヒトキメラを作る計画はないそうです。
キメラとは、ギリシャ神話に出てくる、ライオンの頭、山羊の体、蛇の尾を持つ怪物で、生物学では遺伝的に異なる2つ以上の個体の細胞が混ざった動物を指すようです

1997.11.19
月が地球から遠ざかっているというのが、Newton(97/8)に出ています。要因は地球と月との間に働く朝夕力の影響といわれています。朝夕力によって、地球は月に引っ張られて膨らむように変形する。そこで、海底面と海水との摩擦などのため、朝夕力と潮汐による変形に時間のずれが生じる。このずれが地球の自転にブレーキをかける、そして、その反作用によって月の公転を加速することになる。これで、月は一年に約3cmづつ地球から遠ざかっているとのことです。現在、月の自転と公転は釣り合っているわけですが、公転だけが早くなると、地球から月の裏側が見えるようになりますね。

1997.08.14
アインシュタインの一般相対性理論では、宇宙における時間の進み方が観測位置によって異なります。ここで時間の進み方の異なる空間に回転物を置いた場合、遠心力の和が0にならなくなってしまいます。これを慣性力偏差と呼びますが、それを利用した推進システムのことが、
このページに書いてあります。ここに最近、この慣性力偏差推進システムを利用したスペースクルーザー構想が新しくUPされていました。

1997.07.30 
素粒子「ニュートリノ」に質量があることが、
東大宇宙線研究所を中心とするチームが世界で初めて発見しました。現在の素粒子理論はニュートリノに質量が無いことを前提に組み立てられているので、今後いろんな意味で変更を迫られそうです。その貴重な発見がなされた、スーパーカミオカンデの建設記録のビデオがここで購入できるのですが、非営利で申し込んだら3万円もして、とても買えませんでした。見たいな〜、今度市営図書館に購入依頼を出してみます。しかし、地球のコアをもすり抜けるニュートリノに質量があるなんてびっくりですね。

1997.05.01 
回転体の重力に関する理論は、回転方向によって違いはないと、ニュートンにしてもアインシュタインにしても同様に論じています。しかし、1989年に東北大学の早坂助手(当時)が「右回転ジャイロによる重力減衰の効果」という反重力理論をアメリカの学会に発表してパスしました。これによって、現在の物理学上の常識とされる、左右の対象性が崩れたことになり、アインシュタインの相対性理論もくつがえされる大発見です。しかし、その後あまり取り上げられない様ですがどうなったんでしょうか。早坂教授の研究室を見学された、小久保 温さんのレポートが
ここで見れます。